台風が来る前に犬の飼い主がやること|前日チェックリスト付き

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「台風が近づいているけれど、犬のために何をすればいいんだろう…」と不安になっていませんか。
台風は地震と違って、来ることが事前に分かる「予告のある災害」です。つまり、前日までにやれることを全部やっておけば、当日は家でどっしり構えていられます。
わが家のノアも音にとても敏感だから、台風は他人事じゃなくて…。
この記事では、台風が来る前に犬の飼い主さんがやっておきたい対策を、前日チェックリスト付きでまとめました。
上から順に確認するだけで準備が終わるようにしています。
台風の犬対策は「前日チェックリスト」で全部終わらせる
先に結論です。台風の犬対策で一番大事なのは、雨風が強まる前日までに準備を終わらせること。
当日に外へ出るのは危険なので、「前日で完結させる」と決めてしまうのがコツです。やることは次の8つです。
| 前日チェックリスト | ポイント |
| ① 散歩を早めに済ませる | 風雨が強まる前の明るい時間帯に |
| ② 室内トイレの準備 | ペットシーツを多めに用意しておく |
| ③ フード・水・薬の残量確認 | 5日分以上が目安とされています |
| ④ ベランダ・庭の飛びそうな物を片付ける | 植木鉢・物干し竿・犬のおもちゃも忘れずに |
| ⑤ 窓とカーテンを閉める | 雨戸・シャッターがあれば活用 |
| ⑥ 停電への備え | 保冷剤・モバイルバッテリー・ライト |
| ⑦ 避難の判断基準を家族で共有 | 「警戒レベル4までに避難」を合言葉に |
| ⑧ ハザードマップの確認 | 自宅が危険な場所かどうかを先に知る |
8つもあるの…?ちょっと多くて大変そうだよね…?
1つ1つは数分で終わるものばかりなんだ!ここからは、順番に詳しく見ていくよ〜
台風で天気が荒れる前に済ませたいこと(散歩・トイレ・買い物)
散歩はいつもより早めに、短めでもOK
台風の日は、無理に散歩へ行かないのが基本です。
強風で物が飛んでくることもありますし、犬は人間より地面に近いぶん、風の影響を受けやすいと言われています。
そこで、前日のうちに散歩をしっかり済ませておきましょう。当日は雨風が強まる前の明るい時間帯に、短めの散歩で切り上げるのが安心です。
「今日は特別だからね」と割り切って大丈夫だよ〜!
足りない分は、家の中の遊びで発散しよう!
室内でトイレができる準備をしておく
外でしかトイレをしない子の場合、台風で一番困るのが排泄です。
ペットシーツを玄関やベランダ近くなど「外に近い場所」に敷いておくと、成功しやすいと言われています。
それでも我慢してしまう子はいます。長時間の我慢は体の負担になることもあるので、心配な場合はかかりつけの獣医師に相談しておくと安心です。
台風をきっかけに、室内トイレの練習を少しずつ始めるのもおすすめです。
フード・水・薬は「5日分以上」を目安に確認
台風のあとは、物流が止まったりお店が閉まったりすることがあります。
ペットのフードや水は、少なくとも5日分(できれば7日分以上)の備蓄が望ましいとされています。
特に忘れがちなのが持病の薬と療法食です。残りが少ないなら、天気が荒れる前に動物病院へ。
薬の予備をどれくらい持っておくべきかは、かかりつけの獣医師に相談してみてください。
台風前の家の中の準備:犬の居場所と停電への備え
犬のベッドやケージを窓から離す
意外と見落としがちなのが、犬の居場所の位置です。台風では、飛んできた物で窓ガラスが割れることがあります。
犬のベッドやケージが窓のすぐそばにあるなら、部屋の中央や廊下側など、窓から離れた場所に移動させておきましょう。
ぼくのベッド、窓のすぐ横だった…!今日のうちにお引っ越しだね
あわせて、ベランダや庭に出しっぱなしの物も片付けます。植木鉢や物干し竿だけでなく、犬のおもちゃや折りたたみサークルなど「犬グッズ」も飛ばされやすいので忘れずに。
雨戸・シャッター・カーテンを閉めておく
雨戸やシャッターがある家は、暗くなる前に閉めておきましょう。
ない場合も、カーテンを閉めるだけで、万が一ガラスが割れたときの破片の飛び散りをある程度おさえられると言われています。
窓際で過ごすのが好きな子ほど、この対策が大事です。
停電に備えて保冷剤とモバイルバッテリーを用意
台風で怖いのが停電です。
夏の台風でエアコンが止まると、犬は暑さに弱いため熱中症のリスクが高まると言われています。
前日に用意しておくのは、この4つです。
- 保冷剤・凍らせたペットボトル:前日から冷凍庫へ。タオルに包んで犬のそばに
- モバイルバッテリー:満タンまで充電しておく
- 懐中電灯と予備の電池
- かかりつけの獣医師の連絡先メモ
停電したときの熱中症対策と受診の目安は、夏の停電から犬を守る熱中症対策の記事で詳しくまとめています。
モバイルバッテリー、いざ使おうとしたら充電切れだったことがあるんだよな…。懐中電灯の電池も、前日に確認か…。
停電中は情報収集がスマホ頼みになります。
犬の呼吸が荒いなど様子がおかしいときは、かかりつけの獣医師に電話で相談できるよう、連絡先も控えておくと安心です。
「避難するかどうか」はどう考えればいい?
まずはハザードマップで「自宅が危険な場所か」を知る
避難の判断で最初にやることは、自治体のハザードマップで自宅の危険度を確認することです。
「洪水」「土砂災害」「高潮」の色が自宅に付いているかどうかで、避難の必要性は大きく変わります。
市区町村のホームページや、国土交通省の「ハザードマップポータルサイト」で確認できます。
- 危険の色が付いている → 避難先の確認と持ち出し準備を前日のうちに
- 色が付いていない+建物が頑丈 → 在宅避難(家にとどまる)も選択肢に

犬にとっても、慣れた家で過ごせるのが一番ストレスの少ない方法です。
警戒レベル4「避難指示」までに危険な場所から全員避難
避難のタイミングは、自治体が出す「警戒レベル」が目安になります。
内閣府や政府広報オンラインによると、警戒レベルは5段階です。
レベル3「高齢者等避難」で避難に時間のかかる人が避難を開始し、レベル4「避難指示」で全員避難する、とされています。
レベル5を待ってはいけない、という点も強調されています。
合言葉は『レベル4までに、危険な場所にいる人は全員避難』なんだ!前日のうちに家族で共有しておくと、当日迷わずに動けるよ〜
犬連れは「早め早め」の行動が安心
犬連れの避難は、キャリーやクレートの準備、車の移動など、身ひとつの避難より時間がかかります。
だからこそ、レベル3の段階で「うちはもう動こう」と決めておくくらいが安心です。雨風が本格化してからの移動は、人にも犬にも危険です。
また、避難所のペット受け入れルールは自治体によって異なります。
「行ってみたら犬は入れなかった」を避けるため、避難所に犬が入れないときの選択肢をまとめた記事も、台風が来る前に一度読んでおいてください。
台風の雨風の音を怖がる犬への室内ストレス対策
台風の夜は、強い風の音や窓を叩く雨音が続きます。音に敏感な子は、震えたり吠えたり、落ち着きがなくなったりすることがあります。
- ケージやクレートに毛布をかけて「音と光がやわらぐ巣穴」を作る
- テレビや音楽を小さく流して、外の音をまぎらわせる
- お気に入りのおもちゃや、時間のかかる知育おやつを用意する
- 飼い主さん自身が普段どおりに過ごす(飼い主の不安は犬に伝わると言われています)
怖がって震えてたら、どう接すればいいのかな…?
気をつけたいのは、怖がっているときの接し方です。大声で叱ったり、無理に抱き上げて騒いだりするのは逆効果になることがあります。
怖がる犬への接し方は、地震の音や揺れを怖がる犬にやってはいけない対応をまとめた記事で詳しく書いていますが、台風の音でも考え方は同じです。
わが家の場合
わが家のノアは、インターホンの音にも吠えまくるくらい音に敏感なタイプです。
ところが意外なことに、これまでの台風や大風の日は、けっこう平気そうに過ごしていました。
それに安心して、正直、犬のための台風準備は何もしてきませんでした。
えっ、ぼくのぶんの備え、なかったの…!?
この記事を書きながら気づいたのは、「平気そうだから大丈夫」と「備えができている」は別の話だということ。
さっそく、保冷剤・モバイルバッテリー・ペットシーツなどの「前日準備セット」をそろえてみました。

次の台風では、前日チェックリストを上から順に実践します。台風は「前日に全部終わらせて、当日はノアのそばにいる日」にします。
よくある質問|台風のときの犬の対策
Q. 避難するとき、犬と車の中で過ごす「車中避難」でもいいですか?
A. 車中避難も選択肢の一つですが、停める場所の安全と熱中症対策が前提です。
車中避難は選択肢の一つですが、注意点もあります。
浸水や土砂災害の危険がない場所に停めることが前提で、夏場は車内の温度が上がりやすく、犬の熱中症リスクが高いと言われています。
避難所のペット受け入れは自治体によって異なるので、車中避難に頼りきりにならないよう、事前に選択肢を複数持っておくと安心です。
犬との車中泊避難の条件と持ち物は、犬と車中泊避難する準備と注意点の記事にまとめています。
Q. 台風の間、犬がごはんを食べません。大丈夫でしょうか?
A. 一時的な食欲低下はよくあるとされますが、丸1日以上続くなら獣医師に相談してください。
気圧の変化や風の音のストレスで、一時的に食欲が落ちる子もいると言われています。
天気の回復とともに戻ることが多いようですが、丸1日以上食べない、ぐったりしているなど気になる様子があれば、早めにかかりつけの獣医師に相談してください。
Q. 多頭飼いの場合、備蓄はどう考えればいいですか?
A. 「1頭分×頭数」で計算し、5日分以上を目安に用意しておくと安心です。
フード・水・ペットシーツは「1頭分×頭数」で計算し、5日分以上を目安に用意します。
体の大きさや食べる量が違う場合は、それぞれの1日量をもとに見積もってください。薬や療法食が必要な子がいる場合は、その子の分を優先的に確保しておくと安心です。
Q. 大型犬や運動量の多い犬も、散歩を短くして大丈夫ですか?
A. 1〜2日程度なら、室内遊びで補えば大きな問題はないとされています。
引っ張りっこ、おやつを隠して探させるノーズワーク、知育トイなど、頭と体の両方を使う遊びがおすすめです。
頭を使う遊びは、短い散歩の物足りなさを補いやすいと言われています。
様子がいつもと違う、ストレスのサインが続くなど気になることがあれば、かかりつけの獣医師に相談してください。
まとめ:台風は「準備できる災害」。前日のひと手間で当日が変わる
最後に、この記事のポイントを整理します。
- 台風対策は前日までに完了が基本。散歩・トイレ・買い物は天気が荒れる前に
- 犬のベッドは窓から離し、カーテンを閉めて、停電用の保冷剤とバッテリーを準備
- ハザードマップで自宅の危険度を確認し、「警戒レベル4までに全員避難」とされている基準を家族で共有
- 犬連れは早めの行動が安心。音を怖がる子には「巣穴づくり」と普段どおりの態度を
台風は、地震と違って「準備の時間をくれる災害」です。前日チェックリストを1つずつ潰していけば、それだけで当日の安心感がまったく違います。
8つ全部を今やらなくて大丈夫!台風がまだ遠い今日のうちに、ハザードマップの確認だけ済ませておくといいよ〜
そして、フードや水の備蓄をこれから揃える飼い主さんは、防災セットを一度にまとめて用意してしまうのが近道です。
あかまる防災44点セットを犬の飼い主目線で調査した記事も、台風シーズンが本格化する前にぜひ読んでみてください。
参考文献
この記事は、以下の公的資料を参考に作成しました。










