犬だけの留守番中に地震が来たら?今からできる5つの対策

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仕事中に緊急地震速報で鳴るたび、「今うちの子、家で一人だ」と血の気が引く…、そんな経験や不安を感じたことはありませんか?
わが家もミニチュアダックスのノアくんは、ほぼ毎日留守番をさせているので地震があるととても心配になります。
地震速報が流れると家でいるノアくんは大丈夫かな?と不安になります。
この記事では、犬だけの留守番中に地震が起きたら何が危険か、そして飼い主が今日からできる5つの対策を紹介します。
犬だけの留守番中に地震が起きたら、部屋の中で何が起こるか

最初に、脅かすためではなく「対策の優先順位を決めるため」に、リスクを整理します。
留守番中の犬にとっての危険は、大きく2つです。
- 倒れる物・落ちる物:本棚・テレビ・食器棚など。犬は人間と違って「机の下に隠れる」判断ができません
- 割れる物:窓ガラス・食器・照明。散乱した破片の上を、犬は裸足(肉球)で歩いてしまいます
そしてもう1つ見落としがちなのが、飼い主がすぐに帰れないケースは珍しくないという点です。
大きな地震の後は電車が止まり、道路も渋滞や通行止めで、普段30分の帰り道に数時間かかることがあります。
東日本大震災では、都市部で多くの人がすぐに帰宅できませんでした。
つまり留守番中の地震対策とは、「地震の瞬間にケガをさせない部屋づくり」と「帰るまでの数時間〜半日を犬が独りで過ごせる仕組み」の2本立てで考える必要があります。
留守番中の地震から犬を守る、今日からできる5つの対策
対策1|犬の居場所のまわりだけでも家具を固定する
家中の家具を固定するのは大変ですが、「犬が留守番中に過ごす部屋」だけなら現実的です。優先順位はこの順番です。
- ケージ・ハウスの真上と周り(倒れてくる物をゼロに)
- テレビ・本棚など重い物の転倒防止(突っ張り棒・耐震マット)
- ガラスの近くにベッドを置かない(飛散防止フィルムはその次でOK)
ペットカメラや家具固定の具体的な設置方法は、別記事で詳しく紹介する予定です。
対策2|水とフードを「多め置き」にしておく
帰宅が遅れたときのために、留守番時の水は1皿ではなく複数箇所に分けて置くのがおすすめです。
1つがひっくり返っても、もう1つが残ります。
自動給水器+置き皿の2段構えなら、停電で給水器が止まっても水が確保できます。
ちなみに我が家はこぼれにくい容器を使っています。
ワンちゃんが鼻で押すと水が出てくる仕組みになっているので揺れたり傾いたりしても溢れない設計になっています。
対策3|ペットカメラで「無事の確認」をできるようにする
地震の直後、飼い主にできる最初のことは「様子を見ること」です。
ペットカメラが1台あるだけで、「無事が確認できたので落ち着いて帰る」のか「様子がおかしいので誰かに見に行ってもらう」のか、次の行動を決められます。
声かけ機能もあるとペットに声をかけることもできます。
我が家でもペットカメラを普段から愛用していて、「今何してるかな?」と思った瞬間に確認できることがとても安心できる要素の1つです。
対策4|「代わりに見に行ける人」を探す
飼い主が帰宅困難になったときの生命線がこれです。
近所の家族・友人・犬友さんなど、「鍵の場所(または合鍵)+犬の居場所+連絡手段」の3点をセットで共有できる人を1人決めておきましょう。
しかし注意点があります。
それは近所の方も自分のことで手がいっぱいになっている可能性が高いということ。
無理にお願いするのではあくまで可能なら確認してもらう程度にしましょう。
お願いする内容は「無事かどうか見て、水だけ足してもらう」程度で十分。
ちなみに私は母が近くに住んでいるので、何かあった時にはお願いするつもりです。
- 自分のことで手がいっぱいになっている可能性があるので、無理にお願いするのはやめましょう。
- 合鍵の場所を教える場合は、信用できるかをしっかりと判断する必要があります。
対策5|玄関に防災セットを置く(帰宅後すぐ動けるように)
やっとの思いで帰宅した後、そこから避難が必要になるケースもあります。
そのとき「玄関に持ち出しセットがあるか」で、犬を連れて出られるまでの時間がまったく違います。
手順は3ステップです。
- 犬用:フード・水・シーツを1つのリュックにまとめて玄関へ
- 人間用:自分の分の水・食料・トイレも忘れずに(飼い主が無事じゃないと犬は守れません)
- 置き場所:2つとも「玄関から3歩以内」に定位置を作る
また、被災直後の家の中はぐちゃぐちゃの状態になることが多く、そこから必要なものを探すのはとても困難です。
すぐに持ち出せるようにまとめておくことでいざという時に、すぐに行動できます。
犬用の防災リュックは家にある物で手作りしました。
人間用は一つずつ揃える時間がなかったので、防災士と消防士が中身を選んだセットを調べています。
調査した内容は下記にまとめたので興味がある方は読んでみてください。
怖がりな犬は、地震のあとの「心のケア」も準備しておく
うちのノアはかなりのビビリで、インターホンの音でも吠えまくるタイプです。
こういう子は、地震の揺れそのものより「揺れた後、独りで長時間パニック状態になる」ことが心配です。
- 普段から「ハウス=安心できる場所」にしておく(揺れたとき自分から逃げ込める)
- 留守番中はハウスの扉を開けておく(閉じ込めると逃げ場がなくなる)
- 帰宅後、犬が興奮していても大声で叱らない・過剰になだめすぎない
地震を怖がる犬への正しい対応(やってはいけないNG対応)は、別記事で詳しくまとめる予定です。
よくある質問|犬の留守番中の地震
夏場の留守番中に地震で停電したら、エアコンはどうなりますか?
停電するとエアコンは止まり、復電しても自動では戻らない機種が多いと言われています。
風の通り道や直射日光の当たらない居場所を作り、「止まっても数時間もつ部屋」を意識しておくと安心です。帰宅後にぐったりしていたら、かかりつけの獣医師に相談してください。
地震のあと帰宅したら、まず犬の何を確認すればいいですか?
まずはケガの確認が先決です。肉球に破片が刺さっていないか・歩き方がおかしくないかを見てあげてください。
外傷がなくても、食欲がない・震えが長く続くなど様子が違うときは、かかりつけの獣医師に相談すると安心です。
避難が必要になったら、犬も避難所に連れて行けますか?
環境省のガイドラインでは、ペットと一緒に安全な場所まで逃げる「同行避難」が基本とされています。
ただし避難所の中で一緒に過ごせるかは自治体によって違うため、平常時にお住まいのルールを確認しておくのがおすすめです。
まとめ|「帰れない数時間」を犬が独りで越えられる部屋にする
最後に、この記事のポイントを整理します。
- 留守番中の危険は「倒れる物」と「割れる物」。まず犬の居場所の周りだけ固定する
- 水は複数箇所に分けて置く。フードも多めに
- ペットカメラがあると、地震直後に「次の行動」を決められる
- 代わりに見に行ける人を1人決めて、鍵と連絡手段を共有しておく
- 玄関に犬用+人間用の持ち出しセット。帰宅後すぐ動ける形に
5つ全部を今日やる必要はありません。まずは「水をもう1皿増やす」だけでも、今日の留守番から効く対策です。
対策が1つ増えるたびに、「行ってきます」と送り出す朝の不安が、少しずつ「これなら大丈夫」という安心に変わっていくはずです。
人間用の備えをまだ揃えていない方は、防災のプロが44点を選んだセットの調査記事から始めるのが近道です。
参考文献
この記事は、以下の公的資料を参考に作成しました。








