留守番中の犬を地震から守る部屋づくり|ペットカメラと家具固定の設置術

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「留守番中に地震が来たら、ケージのそばの棚は倒れないかな…」
仕事中や外出先で、ふとそんな不安がよぎることはありませんか。
一度気になり出すと、外出のたびにソワソワしちゃうんだよね…。
わが家もビビリなミニチュアダックスのノアに、ほぼ毎日留守番をお願いしています。
留守番中の地震対策の全体像は、留守番中の犬を地震から守る5つの対策の全体像としてすでにまとめました。
この記事はその各論です。「部屋のどこを、何を使って、どう固定するか」という具体的な設置術だけを掘り下げます。
犬の留守番中の地震対策は4ステップ|ケージ周りから順に
部屋づくりは、犬が一番長い時間を過ごす場所から順に固めるのが基本です。おすすめの順番は次の4ステップです。
- ケージ・ハウス周りの固定(犬の定位置をまず安全に)
- 倒れる物の固定(本棚・テレビ・食器棚など)
- 割れる物への対策(窓ガラス・ガラス扉)
- 見守りの仕組み(ペットカメラで異変に気づく)
①〜③が「ケガをさせない」対策、④が「異変に早く気づく」対策です。
全部を一日でやる必要はないんだ!今週は①だけ、来週は②だけ、で十分前進だよ〜
順番に見ていきましょう。
ステップ①:犬が留守番するケージ・ハウス周りの固定
留守番中の犬は、ケージやハウスの中にいる時間が長いはず。まずはこの半径1〜2mを最優先で安全にします。
ケージの真上・周りに物を置かない
一番お金がかからず、今日できる対策です。ケージの真上の壁に時計や額縁が掛かっていないか、ラックの上段に重い物が載っていないかを確認しましょう。
落ちてくる物がなければ、それだけでリスクは大きく減ります。
ぼくたちの定位置の真上って、意外と見上げたことないでしょ?今日ちょっとチェックしてみてね〜!
ケージ自体に滑り止め・耐震マットを敷く
ケージは軽いので、揺れると床の上を滑って壁や家具にぶつかることがあります。
脚の下に耐震ジェルマット(家具の下に敷くゲル状のクッション)や滑り止めシートを敷いておくと、横滑りを抑えられると言われています。
数百円で買えて工具もいらないなら、すぐ真似できそう!
キャスター付きのケージなら、留守番中はロックをかけるか、キャスター自体を外して受け皿に載せておくとより安心です。
置き場所は「内側の壁際・家具の倒れる先を避ける」
置き場所のコツは3つです。
- 窓から離す
- 背の高い家具が倒れてくる範囲(家具の高さ分)を避ける
- 部屋の内側の壁に寄せる
壁際は落下物が比較的少なく、ケージの片側を壁で支えられるのも利点です。
意外な盲点がエアコンや照明の真下。重い物がぶら下がっていない場所を選びましょう。

ステップ②:地震で倒れる家具の固定は「3つの道具」を使い分ける
次に、部屋の中で倒れそうな家具を固定します。道具は大きく3種類。特徴を表にまとめました。
| 道具 | 向いている物 | 賃貸 |
| 突っ張り棒(ポール式) | 本棚・食器棚など天井との間に隙間がある家具 | ◎ 穴あけ不要 |
| L字金具 | 特に倒したくない大型家具(壁にネジ留め) | △ 穴があく |
| 耐震ジェルマット | テレビ・電子レンジ・小型の棚 | ◎ 敷くだけ |
固定の強さはL字金具が一番なんだよね?でも賃貸だと、壁に穴をあけにくいかな…。
その場合は「突っ張り棒+ジェルマットの併用」が現実的なんだ!上下で支えることで、単独より効果が高まるとされているよ〜
突っ張り棒を付けるときは、家具の両端かつ壁に近い奥側に設置するのがコツ。天井が弱い場合は、当て板を挟むと力が分散します。
優先順位は「犬の行動範囲にある、背が高くて重い家具」から。全部やろうとせず、ケージから近い順に1つずつで大丈夫です。
ステップ③:ガラス対策で「肉球のケガ」を防ぐ
地震のあと、飼い主が帰宅するまで犬は割れたガラスの上を歩いてしまうかもしれません。裸足(裸足ならぬ裸肉球)の犬にとって、ガラスの飛散は転倒家具と同じくらい怖い存在です。
飛散防止フィルムを貼る
窓ガラスや食器棚のガラス扉には、飛散防止フィルム(割れてもガラス片が飛び散りにくくなる透明シート)が有効とされています。
賃貸でも貼れるタイプが多く、犬がよくいる部屋の窓だけでも貼っておくと安心感が違います。
前にフィルムを貼ったら、気泡だらけになったんだよな…。
霧吹きで窓を濡らしながら貼ると、気泡が入りにくいんだよ〜!
ベッドと水飲み場はガラスから離す
フィルムを貼るまでの間もできる対策が「距離をとる」ことです。犬のベッド・水飲み場・トイレは、窓やガラス扉から2m以上離すのが目安。
- ガラスの正面を避けて、壁を背にした位置へ移す
- 出かける前にカーテンを閉める(レースでもOK)
どちらも今日からできる、お金のかからない一手です。カーテンは、割れた破片が部屋に飛び散るのをある程度抑えられるとも言われています。
ステップ④:ペットカメラの選び方と設置のコツ
部屋を固めたら、最後は「外出先から様子が分かる」仕組みです。ただし先に、正直に限界をお伝えします。
正直な話:停電・Wi-Fi断では映らない
ペットカメラの多くはコンセントとWi-Fiで動くため、大きな地震で停電したり回線が止まったりすると、肝心なときに映像が見られない可能性があります。
大きな地震のときほど見たいのに、そのときに限って映らないかもしれないのか…。
カメラは万能の保険ではなく「映っているうちに状況を確認し、帰宅や助けの判断を早めるための道具」と考えておくのが現実的です。だからこそ、①〜③の物理的な対策が先なんです。
なお、停電そのものへの備え(熱中症対策)は、夏の停電から犬を守る熱中症対策の記事で解説しています。
選ぶときに見る3つの機能
- 首振り(パン・チルト)機能:カメラが左右上下に動き、1台で部屋を見渡せる。地震で犬がケージ外に隠れたときに探せる
- 暗視機能:停電直後や夜間でも、バッテリー内蔵型なら暗い部屋を確認できる
- 会話(双方向音声)機能:スマホから声をかけられる。パニック中の犬が飼い主の声で落ち着くかは個体差がありますが、選べるなら付いていると安心です
ちなみに、わが家で愛用しているのはこのSecuSTATIONシリーズです。
3つの機能もすべてそろっています。
設置は「高い位置・コードは噛めない位置」
設置のコツは、ケージ全体が映る少し高い場所に置き、カメラ自体もジェルマットで固定すること。
電源コードは犬が噛めない高さに這わせ、コンセント周りはカバーで隠すとより安全です。
ぼくみたいな食いしん坊でヤンチャな子は、コード類に興味を持っちゃうから要注意なんだ!
カメラや耐震グッズ以外に何をそろえるべきかは、犬の防災グッズ全リストをまとめた記事で優先度順に整理しています。あわせてチェックしてみてください。
わが家の場合
わが家のノアは、とてもビビリなのにとてもヤンチャという困った性格。インターホンの音にも吠えまくるくらいなので、地震の揺れでパニックになる姿は容易に想像できます。
だからこそ、留守番の定位置であるケージ周りから手をつけました。
やっていることは2つ。
ケージの真上に物を掛けないことと、窓から離した壁際に置くことです。
正直に言うと、脚の下の耐震マットはまだ。
カーペットの上に置いてはいるものの、専用のマットはこれから。わが家の「次の一歩」です。
ペットカメラも普段から愛用しています。
外出先から様子をのぞいて、いつも通り寝ている姿にほっとしたことが何度もあります。
「次の一歩」の耐震マット、ぼくも楽しみに待ってるね〜!
よくある質問|犬の留守番中の地震対策
Q. ケージに入れず、部屋で自由にさせて留守番させています。対策は変わりますか?
A. 基本は同じですが、家具の固定とガラス対策の優先度が上がります。
基本の考え方は同じですが、行動範囲が部屋全体に広がるぶん、家具の固定とガラス対策の優先度が上がります。
まずは犬がよく寝ている場所の周りから固定を進め、キッチンや廊下など危険が多い場所には、ペットゲートで入れないようにしておくのも一つの方法です。
Q. 犬と猫の多頭飼いです。同じ対策でいいですか?
A. 部屋づくりの基本は犬も猫も共通です。
部屋づくりの基本(落ちる物・倒れる物・割れる物への対策)は共通です。
ただし猫は高い場所に上がるため、キャットタワーの転倒防止や、棚の上の物の落下対策の優先度が上がると言われています。それぞれの子の定位置を中心に確認してみてください。
Q. 耐震ジェルマットに交換の目安はありますか?
A. 多くのメーカーが数年ごとの交換を推奨しています。
製品によりますが、多くのメーカーが数年ごとの交換を推奨しています(パッケージに耐用年数の記載があることが多いです)。
ホコリが付くと粘着力が落ちるとされるので、模様替えや大掃除のタイミングで、汚れや劣化がないか確認する習慣にすると忘れにくいですよ。
まとめ:今日はケージ周りの30分から
最後に、この記事のポイントを整理します。
- 守る順番は「①ケージ周り→②倒れる物→③割れる物→④見守り」
- ケージは真上に物を置かず、滑り止めを敷いて内側の壁際へ
- 賃貸の家具固定は「突っ張り棒+耐震ジェルマット」の併用が現実的
- ガラスは飛散防止フィルム+ベッドを2m以上離すのが目安
- ペットカメラは停電・Wi-Fi断で映らない限界も理解して使う
ケージ周りが安全になっているだけで、仕事中にふと不安になるあの気持ちが、少し軽くなります。
部屋づくりと並行して、持ち出し用の備えも少しずつ進めたいところ。市販セットを検討するなら、あかまる防災44点セットを犬の飼い主目線で調査した記事も参考にしてみてください。
今日の30分が、留守番中のあの子を守る一歩になりますように。
参考文献
この記事は、以下の公的資料を参考に作成しました。










