犬の水とフードの備蓄は何日分?体重別の目安表とローリングストックのやり方

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「犬の水とフードの備蓄って、結局何日分あればいいの?」
そう気になりながら、つい後回しにしていませんか。
答えが分からないままだと、なんとなく不安なだけで手が動かないんだよね…。
わが家も、食いしん坊のミニチュアダックス・ノアと暮らし始めてから「この子のごはん、災害のときどうなるんだろう」と急に不安になった一人です。
この記事では、備蓄日数の答えを最初にお伝えします。
そのうえで、体重別の目安量と、無理なく続く「ローリングストック」のやり方を、防災初心者の飼い主目線でまとめました。
犬のフードと水の備蓄は何日分?最低5日分、できれば7日分以上
先に答えです。環境省の「人とペットの災害対策ガイドライン」では、ペットのフードや水は少なくとも5日分(できれば7日分以上)を備蓄しておくことが望ましいとされています。
人間の備蓄と同じで、「最低5日、目標7日」って覚えておけば大丈夫なんだ!
では実際、どのくらいの量になるのでしょうか。
獣医師監修の情報では、犬が1日に必要とする水分は体重1kgあたり40〜60ml程度が目安とされています(食事に含まれる水分も含めた量です)。
フードの量は銘柄によって大きく変わるので、いつも与えているパッケージの給与量表が基準になります。
体重別のざっくりした目安を表にまとめました。
| 体重 | 水:1日の目安 | 水:7日分 | ドライフード:7日分の目安 |
| 3kg | 約120〜180ml | 約0.9〜1.3L | 約400〜500g |
| 5kg | 約200〜300ml | 約1.4〜2.1L | 約600〜750g |
| 8kg | 約320〜480ml | 約2.3〜3.4L | 約850g〜1kg |
| 10kg | 約400〜600ml | 約2.8〜4.2L | 約1〜1.2kg |
数字はあくまで目安です。フードは「いつもの1日量×7日」で計算するのが一番確実ですし、水分の必要量も体調や季節で変わります。
ウェットフード中心の子は食事から取れる水分が多いぶん、飲み水は少なめになることもあります。
持病のある子や子犬・シニア犬、療法食を食べている子は、必要な量や内容をかかりつけの獣医師に相談しておくと安心です。
そういえば…うちの子が1日何g食べてるか、あいまいかも…?
そんな飼い主さんは、この機会に一度計量カップやスケールで測っておくのがおすすめです。1日量が分かれば、備蓄の計算は掛け算するだけになります。
なぜ備蓄は5〜7日分?ペット用の支援物資は遅れがちだから
ん?3日分じゃダメなのか…?
人間用の備蓄は「最低3日分」と言われることが多いのに、ペットは5〜7日分。この差には理由があります。
- 災害直後の支援物資は人間用が優先で、ペットフードは届くまでに時間がかかりがちと言われている
- 届いたフードが、いつもの銘柄とは限らない(食べ慣れないと口にしない子・お腹を壊す子も)
これは想像の話ではありません。
環境省のガイドラインにも、過去の災害で実際にあった問題として「避難してしばらく、人の支援物資はあるが、ペットフードの支援はなかった」という記録が残っています。
「いつものごはんを自分で確保しておく」ことが、ボクたち犬の防災では特に大事なんだ!
なお、フードと水は犬の備えの土台ですが、ほかにも必要なものはあります。全体像は犬の防災グッズの全リストをまとめた記事で確認できるので、あわせて読んでみてください。
ドッグフードのローリングストックのやり方3ステップ
「7日分の備蓄」と聞くと大変そうですが、ローリングストックなら普段の買い物の延長でできます。
ローリングストックとは、普段使うものを少し多めに買っておき、使いながら買い足していく備蓄方法のこと。特別な保存食を買う必要はありません。

- いつもの銘柄を1袋多く買う
- 古い方から開けて使う
- 1袋開けたら、1袋買い足す
ステップ1:いつもの銘柄を1袋多く買う
まずは次にフードを買うとき、いつもの銘柄を1袋だけ余分に買います。これだけで「常に未開封の1袋がある状態」が作れます。
ポイントは「防災用の特別なフード」ではなく「いつもの銘柄」にすること。先ほど触れたとおり、急にフードが変わるとお腹を壊す子がいるからです。
食べ慣れた味がそのまま非常食になるのが、ローリングストックの一番の強みです。
特別な非常食を買わなくていいなら、次の買い物からできるね!
ステップ2:古い方から開けて使う
今使っている袋が終わったら、ストックの中で賞味期限が近いものから開けます。買った順に使えば、期限切れで捨てることはほぼありません。
ドライフードの賞味期限は未開封で1年〜1年半程度のものが多く、開封後は1か月程度で使い切るのが望ましいと言われています。
- 保管は直射日光と高温多湿を避ける(玄関収納・クローゼットの下段など)
- 袋に大きく賞味期限を書いておくと管理がラク
ステップ3:1袋開けたら、1袋買い足す
ストックの袋を開けたら、忘れないうちに次の1袋を買い足します。「開けたら買う」をルールにするだけで、備蓄が自動的に回り続けます。
ぼくが1袋食べ終わるたびに、新しい1袋が補充される仕組みなんだ〜!
ちなみに、7日分すべてを避難リュックに入れる必要はありません。リュックには1〜2日分を小分けにして入れ、残りは自宅の備蓄として置いておくのが現実的です。
持ち出し用の中身はわが家の犬用防災リュックの中身を紹介した記事で詳しく書いています。
備蓄する水の注意点:硬水より軟水が無難とされています
水にもひとつだけ注意点があります。
ミネラルウォーターを備蓄する場合、ミネラル分の多い「硬水」は犬の体質によっては負担になる可能性が指摘されていて、「軟水」の方が無難とされています。
日本のミネラルウォーターはだいたい軟水だけど、輸入品には硬水もあるのか…。ラベル、一度見ておくか。
犬用の備蓄水の選び方や硬度の見方は、犬に備蓄する水は軟水と硬水どちらがいいかをまとめた記事で詳しく紹介しています。
わが家の場合:食いしん坊ノアのフード備蓄
わが家のノアは、人間の食べ物にまで興味津々の筋金入りの食いしん坊。だからこそ「ごはんが手に入らない状況」が一番かわいそうだと思い、フードの備蓄から手をつけました。
正直に言うと、最初のころは「開けたら買い足す」が習慣にならず、気づいたら残りわずか…ということもありました。
今は古い方から使って、開けたら次の1袋を買い足す流れが回るようになっています。
この記事を書いたことが、わが家の備蓄を見直すきっかけになりました。
えっ、ぼくのごはんの在庫、ちゃんと管理してよ〜!
ストックの置き場所は、収納にさんざん悩んだ末に「キッチンとリビングのまわり」に落ち着きました。
普段使う場所の近くに置くのが、入れ替えを忘れにくくするわが家なりの工夫です。
ちなみにノアは、袋のままのストックには無反応。
でも開封した瞬間、どこにいても飛んでくる地獄耳です。
よくある質問|犬のフード備蓄で気になる細かい疑問
Q. 多頭飼いの場合、備蓄は何日分をどう計算すればいいですか?
A. 考え方は1頭のときと同じで、「1頭ごとの1日量×5〜7日分」を頭数分足し算するのが基本です。
体重や食べているフードが子によって違う場合は、それぞれのパッケージの給与量表をもとに計算してください。
量が多くなるぶん置き場所も取るので、収納は2〜3か所に分けておくと管理しやすくなります。
Q. ウェットフード中心の子は、何を備蓄すればいいですか?
A. いつもの銘柄をローリングストックする考え方は、ウェットフードでも同じです。
ウェットフードは、未開封なら比較的日持ちする商品が多いと言われています。ただしドライより重くかさばるため、持ち出し用は小分けパウチを選ぶなどの工夫があると安心です。
災害に備えてドライを混ぜて慣らしておきたい場合は、切り替え方をかかりつけの獣医師に相談してみてください。
Q. おやつも備蓄しておいたほうがいいですか?
A. 必須ではありませんが、食べ慣れたおやつが少しあると役立つ場面が多いと言われています。
環境の変化で食欲が落ちたときの食べるきっかけになったり、避難先で落ち着かせるごほうびに使えたりするからです。
フードと同じく、期限を見ながら普段のぶんと入れ替えていけば無駄になりません。
まとめ:今日できる一歩は「いつものフードを1袋多く買う」
最後に、この記事のポイントを整理します。
- 環境省のガイドラインでは、フードと水は少なくとも5日分(できれば7日分以上)が望ましいとされています
- 水は体重1kgあたり40〜60ml程度/日が目安。持病のある子や子犬・シニアはかかりつけの獣医師に相談を
- 支援物資は人間優先で、ペット用は遅れがち。いつもの銘柄の確保が大切
- ローリングストックは「1袋多く買う→古い方から使う→開けたら買い足す」の3ステップ
- 備蓄水は硬水より軟水が無難とされています
完璧を目指さなくて大丈夫。次の買い物で「いつものフードを1袋多く」買えば、それがもう備蓄の第一歩です。
食べ慣れたごはんのストックが家にあるだけで、「もしもの時もこの子のごはんは大丈夫」って安心感がぐっと増すんだよ〜!
そして、愛犬のごはんと同じくらい大事なのが、飼い主さん自身の水と食料。飼い主さんが元気でいることが、愛犬を守る大前提です。
人間用の備えをまとめて整えたい方は、あかまる防災44点セットを犬の飼い主目線で調査した記事も参考にしてみてください。
参考文献
この記事は、以下の公的資料を参考に作成しました。









